人生

親が「死にたい」と毎日言い続けていた数年前。
私は「人生なんて死ぬまでのヒマ潰しだ」と言い放った。
将来なんて分からない。難しく考えず、望みも高く持たず、
毎日ただ生きて死の時を待つ。将来の不安なんて知った
こっちゃない。もともと長生きなんてしたくないし。
人生を楽しもうとは思っていなかった。
 
死ねない、死なないからには生きなければいけない。
生きていく為に必要なものは大切にしなければいけない。
周りのヒト、モノ。それは今も昔も変わらない。
 
ただ少し変わった。ヒマ潰しは楽しいものに変えられる。
周りの人に身を持って教えてもらった。
死ぬまでのヒマ潰しが楽しいものになればこれほど幸せな
ことはない。
 
私は楽しいことは幸せと感じるが、ツライことは
不幸と捉えずに…人生楽しまずにヒマしているから
ヒマ潰しのネタを与えられたと思うことにした。
あのツライ時期を生きて強くなった。優しくもなれた。
楽しんで過ごしたもん勝ち!
 
楽観的な考えかもしれないけど親にも残りの人生を
楽しんで欲しい。うつ病を治して娘に依存せずに楽しみを
見つけてもらいたい。私の将来の展望を話して泣かれるのも
つらいものだ。うつ病は本人も大変だけど回りも大変だ。
毎日「死にたい」と言われ続ける人も精神的におかしくなる。
一番ヤバかった時は何度一緒に死んでやろうと思ったことか。
何が私を支えていたのだろうか?それは…ん?分からん。謎だ。
私の人生はヒマ潰しどころではなく、こんなにも刺激的な
ものになり…少々息切れ気味だ。
誕生日を前にちょっとヒマ潰しプランを考え直そうかな。